「Hokkaido.pm #14」に参加してきました。
2018年6月23日に札幌市産業振興センター行われた「Hokkaido.pm #14」に参加しました。
「DeNA オートモーティブにおける AWS 活用事例」
まず最初はゲストスピーカーの株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 システム本部本部長 小林 篤さんのセッションでした。
現在、神奈川県で展開されているタクシー配車アプリ「タクベル」における事例で、なぜタクシーの配車なのかからから始まり、タクシーに積載される端末とバックグラウンドにAWSが活用されているお話と、AWSを使うにあたって工夫していた事についてお話でした。
Lambdaは頻繁に起動するので運用が高く付くのでLambdaを使わない設計をするというのが印象的でした。
「予想を支えるシステム設計の話」
次はわいとんさん(@ytnobody)の競馬の予想をするのにPerlを使って予想したというお話でした。
最初はAIを使って予想をしていて的中率は高いけど回収率が低いということで、AIをやめてPerlで機械的に予想する事にしたという事でした。
スライドは公開されておりますのでこちらを御覧ください。
https://ytnobody.net/slides/hokkaidopm-14.html#1
「今日からできるベジェ曲線」
Norihito YAMAKAWAさん(@havanaclub_)のPerlで描画するベジェ曲線のお話でした。
昔、業務でJavaでベジェ曲線を描画しようとして詰んだ記憶があるので、その当時を思い出しながら聞いてました。
「Perl で作る tiny shell」
次はcodehexさん(@codehex)がshellをPerlで実装するというお話でした。
正規表現で1文字ずつ分割してコマンドを判別するという実装をきいて、なるほどこの手があるのかと思いました。
スライドは公開されておりますのでこちらを御覧ください。
https://speakerdeck.com/codehex/perl-dezuo-ru-tiny-shell
「PerlのつもりでJava Webアプリ開発」
H.IWAYAMAさん(@hiwayama)のJavaでWebアプリを作ったというお話でした。
途中でDelphiを使ってると聞いて、まさか昔いた会社の人では?と思ったのですが、懇親会で聞いたらその通りでした。
スライドは公開されておりますのでこちらを御覧ください。
https://hiwayama.github.io/presentations/hokkaidopm2018/
「経営者から見たエンジニア」
4月末まで社長だったaloelightさん(@aloelight)がどうやれば会社内での評価が上がるのか経営者視点でお話してました。
定期的に会社の偉い人と面談して会社の方針・情報を聞くのと、何がしたいのか、どんな事業・技術に興味をあるかを伝えることが大切ということでした。
ライトニングトーク
kokji_magiさん(@koji_magi)の「Perl で機械学習」、y_iwaiさん(@dont_cocoa)の「ScalaとAWS」、xtetsujiさん(@xtetsuji)の「Hokkaido.pm と7年」のライトニングトークがありました。
飛び入りでcharsbarさんの(@charsbar)がperl5.28.0の変更点のお話がありました。
久しぶりにHokkaido.pmに参加しましたが、和気あいあいとしていい雰囲気の勉強会で楽しかったです。
今年も札幌でPerl入学式が開催されて、私もサポーターとして参加しますのでPerlにご興味がありましたらご参加ください。
Perl入学式 in札幌 第1回 〜環境構築編〜
https://perl-entrance-sapporo.connpass.com/event/90548/
急性リンパ性白血病で入院した日の話
ちょっと目の調子が悪くて前回のエントリーから間が空いてしまいました。 今回は急性リンパ性白血病の前兆症状の話の続きの白血病と診断され入院生活が始まった日の事を書きます。
朝にかかりつけの内科に行ってから血液内科に行くよう指示されるまで
2016年1月21日の朝になり、起きて熱を測るとまだ38度台の熱があったのでとりあえず病院に行ってから解熱剤の点滴を打ってから出社しようと思い身支度を整えました。
家を出てバスに乗りかかりつけの病院まで行ったのですが、熱はあるけど意識ははっきりしていました。
病院に着いて血液検査のための採血の後に解熱剤の点滴をしながら寝ていたのですが、1時間ほど経って看護師さんが慌てて来ました。
点滴が終わったら急いで診察室に来てほしいというので、何事か?と思って診察室に入ると先生の目の前にあるモニターに「骨髄性免疫疾患」と大きな文字があるのを目に入りました。
その瞬間に脳裏に走ったのは「ああ、こりゃダメだ」という言葉でした。
椅子に座ると先生から白血球の数が2万を越えているのでここの血液内科に行って診てもらっれ欲しいと、パンフレットを渡されました。
診察室から出て看護師さんに紹介状と検査のデータを渡すので待合室で待つのと紹介された病院までタクシーで行って欲しいと伝えられました。
待ってる間は何も考えられずに、そのまま書類を持ってタクシーに乗り込みました。
タクシーの中で会社に出社できない事を連絡し、30分ほどで紹介された病院に着きました。
紹介された病院で診察から入院まで
紹介された病院に着いて受付で書類を渡し診察を待っていたのですが、その間は熱もあったせいか意識は朦朧としてて気がついたら診察に呼ばれました。
診察が始まり先生が血液検査のデータを見てすぐに「白血球の数が2万越えているし明らかに白血病だね。」と言って、「入院になるけど1度家に帰って準備して明日か明後日に入院する?」と聞いてきました。
この時に私は嫌な予感を感じて「いいえ、今すぐ入院します。」と答えて、入院の準備をしてもらいました。
その後の検査の結果を見たらその嫌な予感がしたのは正解だったようです。
入院開始してから
とりあえず病室の準備ができるまで、実家の母親に白血病で入院するので必要なものを持ってきて欲しいと電話しました。
病室の準備ができ移動して、まずは必要書類と入院生活について説明を受け、これから24時間以内の尿の量を計って欲しいと言われ利尿剤の注射を打たれました。
注射を打たれた後にしばらくすると母親と弟と弟の嫁と甥と姪が来て一緒に主治医の先生の説明を聞きました。
主治医の先生を要約すると以下の通りです。
- 間違いなく急性白血病である。
- 骨髄性とリンパ性があるが骨髄刺穿という検査をしないと判定できない。
- 骨髄刺穿の結果が出るのは1週間かかる、
- ただ骨髄性とリンパ性共通で使えるステロイドがあるのでそれを今日から点滴する。
- 白血球の数が2万を越えて重症なので骨髄移植をする前提で治療を進めていく。
- 抗がん剤治療の後は血小板の数が減り免疫が無い状態になるのでクリーンルームに入ってもらう。
- とりあえず退院するまでの期間の目安は半年。
という説明を受けて病室に戻り、骨髄刺穿いわゆるマルクを受けました。
骨髄刺穿というのは
胸骨、もしくは腰にある腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織をとる検査です。穿刺吸引法(せんしきゅういんほう)と針生検法(はりせいけんほう)があります。穿刺吸引法は、胸骨もしくは腸骨から注射器で骨の中の骨髄組織を吸引する方法です。針生検法では、腸骨に太めの針を刺し、骨髄組織を針の中に捉えて一部を採取します。採取した骨髄はスライドガラス上に薄く広げて染色した後、顕微鏡で観察します。これにより、造血機能や血液疾患の原因、さらに腫瘍細胞の有無などが明確になるため、血液疾患の診断や治療法の選択・治療効果の判定において重要な検査です。
通常は腸骨すなわち背中からうつ伏せになって取るのですが当時125kgと太っていたため胸骨から取ることになり、仰向けで胸の正中線の出っ張ってるところに注射で骨髄を取りました。
もちろん胸骨に麻酔をするのですが、麻酔の注射が痛かったり骨髄を注射器で吸う時になんとも言えないような感覚があり、もう2度と胸骨から取るのは嫌だと思いました。
その後にステロイドの点滴を受けながら会社に入院して半年ほどかかりそうと連絡しました。
点滴も終わり夕食を食べて落ち着いた所ですっかり疲れ果ててしまい、その日はそのまま眠ってしまいました。
「エフスタ!!Hokkaido & LOCAL ー 特集「河野省二のセキュリティ」に参加してきました。
2018年1月20日に札幌市の株式会社インフィニットループさんの会議室でITスキルアップコミュニティ「エフスタ!!」さんと一般社団法人LOCALさんの共催で行われた「エフスタ!!Hokkaido & LOCAL ー 特集「河野省二のセキュリティ」 」に参加しました。
今回は日本マイクロソフトの技術統括室CSOの河野省二さんが、前半は株式会社ディアイティに入社してからのキャリア形成について、後半はセキュリティをお客さんに売るための営業でどうやってきたかを中心にお話していました。
前半のキャリア形成について、私が病気療養中でまた仕事をやり始めようとして色々悩んでるので大変参考になりました。
後半の営業については過去に私も営業の仕事もしたことがあってなかなか成績が上がらなかったので、河野さんのお話を聞いて営業ってこういう事なのかと思いました。
前半と後半の間におやつタイムがあったのですが、運営さんが用意したお菓子の他に遠方からの参加者の方のお土産があってすごく美味しかったです。
今回の勉強会は大変良い雰囲気で楽しかったので次回札幌で開催された時は是非参加したいです。
運営のみなさんおつかれさまでした。ありがとうございました。
今回のハッシュタグに#efsta57がありまして私のツイートもありますのでよかったらご覧ください。
エフスタ!!の運営のまさるさん(@MasaruOgura)さんがtogetterにまとめておりますのでこちらもご覧ください。
急性リンパ性白血病の前兆症状の話
私は2016年1月に急性リンパ性白血病と診断されましたが、前兆となる症状がその前の年の夏から出始めました。
今日はその症状を書いていこうと思います。
夏ごろから寝てる時に足が攣り始める
それまで足を攣るという経験が運動しかなかったのですが。夏になって寝てると急に足が攣り始めました。
両ふくらはぎが強烈に攣って痛さで跳ね起きるほどでしたが、夏だから身体の水分が足りないのだろうと思って水を摂るようにしていました。
ただ調べてみると足が攣り始めたという人が結構いるようです。
9月後半あたりに寝汗が大量に出始める
9月も後半になって大分涼しくなっって来た頃に大量の寝汗をかくようになりました。
量としては1晩で2回、多くて3回Tシャツが汗でグッショリになって変えたほどです。
この時に寝汗が大量に出る原因をネットで調べてて白血病の症状に寝汗があると見た記憶があってまさか白血病は無いだろうと思ってましたが、この時に月1で糖尿病の治療で通ってた病院で相談してたら良かったかもしれません。
11月に大量の鼻血が出始めて常にフラフラしてる状態になる
よく小説とかで血が出た時に血が止まらなくて白血病が発覚するという話がありますが、私も11月にゲームセンターでゲームをやってる時に突然鼻血が出始めて止まらなくなりハンカチが血まみれになるほど出るという出来事がありました。
この時は周りに興奮しすぎだと冗談を言ってたのですが、この出来事辺りから貧血のように常にフラフラしてて頭を急に上げ下げすると倒れそうになってました。
この時、病院には相談してたのですが糖尿病治療薬の効きすぎで低血糖になったんじゃないかということでした。
1月2日夜から急に高熱が出始めた
1月2日の夜に札幌駅前に出かけてたのですが、急に寒気がしだして家に帰って熱を測ったら38度台でした。
解熱剤飲んで下がったのでただの風邪かな?と思ったのですが、また上がって4日になっても下がらなかったのでいつも風邪の時に通ってる内科クリニックを受診しました。
インフルエンザの疑いがあったので検査をして陰性なので風邪だねということで薬をもらって帰りました。
仕事始めになって相変わらず熱は下がらなかったのですが、前年の仕事始めは義父の葬儀で休んでいたので2年連続は流石にまずいということで出社しました。
1月第2週、第3週は38度台の熱は出ては解熱剤を飲んで下がるので出社して、土曜に病院に行ってという生活をしてました。
2016年1月第3週
1月第3週の日曜日に解熱剤を飲んでも熱が下がらず39度台も出てました。
糖尿病の治療で通ってる病院が一般内科診療もしているというので、18日から20日までの3日間は朝にその病院に行って点滴を打ってから出社してました。
ただ具合が悪すぎて昼休みあたりに急ぎの仕事が無かったら早退させていただいておりました。
そして2016年1月21日が来ました。
「AWS勉強会 若手エンジニア大集合 in 札幌 」に参加してきました。
2018年1月16日に札幌市の株式会社インフィニットループさんの会議室でSansan株式会社さんとクラスメソッド株式会社さんの共催で行われた「AWS勉強会 若手エンジニア大集合 in 札幌」に参加しましたのでレポートします。
今回はビアバッシュ形式という事で、Sansan株式会社さんより飲み物とお菓子が提供されていたのでビールを飲んでライブツイートしながら拝見していました。
今回のハッシュタグに#cm_sansanがありまして私のツイートもありますので、よかったら御覧ください。
てんやわんやいけださん(@tenyawanya)さんがtogetterにまとめておりますのでこちらも御覧ください。
今回はメモ代わりにしていたライブツイートを元に振り返っていきたいと思います。
RSpec for AWSフルマネージドサービス
スピーカー Sansan株式会社 藤井 洋太さん
まず会社の説明から始まりました。
Sansan株式会社では法人向けの名刺管理サービス「Sansan」と個人向け名刺アプリ「Eight」の運営開発をしているそうです。
最近、経済系の番組でよく孤独のグルメの松重豊が出てるCMをよく見ますね。
今回は主にEightの開発についてのお話でした。
ライブツイートから箇条書きでまとめると。
- AWS上でRuby on Railsで動かしている。
- AWSのデメリットはコストとテスト。
- フルマネージドサービスはテストをやらながち。
- フルマネージドサービスはステージングでやらかしがち。
- ローカル環境でのテストを楽に擦るためにFake系サービスを使う。
- テストに使うサービスによってデータを削除するAPIが無いので自作
- しかし、全てのテストケースでデータ削除処理をするのでテストが鬼のように遅くなるのでそれに対処した。
- テストで使うサービスが多すぎるので、dockerで予めテストで使うサービスを立ち上げるインスタンスを用意した。
- localstackを採用した。
テスト環境の構築が主な話で、私自身テストを書くのは開発でトップクラスで大切なことだと改めて思いました。
オンプレを触ってた人間がクラウドを触って約1年間で考えさせられたこと
スピーカー クラスメソッド株式会社 吉江 健斗さん
吉江さんのお話の中ででサーバマシンでぎっくり腰になったというお話がありましたが、実は私もDNESで作業してた時に腰をやった経験があります。
お話はお金と技術のお話でした。
お金のお話
- コスト面に関する問い合わせが多い
- オンプレ環境とクラウド環境でコストの考え方が異なってくる。コストの考え方が難しくなりクラウドの導入に消極的になる。
- 組織としてコストの考え方を共有する。まずサービスを開始する時に最低限からも初めて、コスト感を把握する。
技術のお話
お金のお話はコストの面で疑問を持つことが結構多かったので参考になりました。
技術のお話はオンプレの下地がクラウドでも役立つということでクラウドやってても今までの知識は無駄にならないと自信になりました。(それでもなお一層研鑽は積まなくてはならないとも思いました。)
Eightがサーバーサイド/インフラのメンテナンス性向上のために実現してきたこと
スピーカー Sansan株式会社 菅井 祐太朗さん(@hokkai7go)
菅井さんは北海道出身で一般社団法人LOCALの理事もなさっています。
タイトルの通りサーバーサイド、メンテナンスのお話でサーバレスにおける監視系がメインでした。
- 開発において必要なタイミングで捨てたり作り直すのが大切。
- はてなさんが開発提供しているmackerelを採用。
- Lambdaで4つほど使って監視。
- IAM権限はTerraformで管理。Terraformに関してはクラスメソッドさんのブログで参照。
- Golden Image(AMI)作成自動化。
- アプリケーションログが大量に出るのでログレベルを分析、切り分けてElasticsearchで分析kqbanaで可視化。
- サーバレスによる課題について。
私は前職の最後の業務でスマホゲームのサーバサイドでログ監視をしていたので非常に勉強になりました。
あの時なんで地道なログ監視方法使ってて何故改善を提案しなかったのか大反省してしまいました。
「日次RSSフィード」の開発日誌
スピーカー クラスメソッド株式会社 横山 文人さん
おなじみのサーモンの人です。あとパネルでポンをこよなく愛する人です。(昔、対戦しましたが洒落にならないくらい強いです。)
今回はクラスメソッドさんのブログを「Developers.IO」の掲載記事情報を1日に1回まとめて配信するRSS「日刊Developers.IO」で使われている「日次RSSフィード」の開発についてデモを交えて解説していました。
デモの内容については横山さんのGithubに公開されております。
すごく興味深かったのはデモやっててデモ環境で、スライド上のソースコードを実行しながらデモできるのは便利だなと思いました。
関連リンク
- クラスメソッド発のAWS/iOS/Android技術者必読メディア | Developers.IO
- 「Developers.IO」掲載記事の日次RSSフィードを配信開始します|お知らせ|クラスメソッド
今回の勉強会に参加して
サーバサイドエンジニアをやっていて本当に勉強になりました。サーバサイドエンジニアたるもの常に勉強しなければならないと痛感しました。
今回の勉強会のレポートをクラスメソッドさんの池田さんがDevelopers.IOにものすごく詳細なレポートを書いてますので、そちらも御覧ください。
最後に、今回の勉強会を主催していただいたSansan株式会社さん、クラスメソッド株式会社さんありがとうございました。
また次回の勉強会にはぜひ参加させていただきたいと思います。